送信ボタンを押したあとに、もう一度その文面を開いてしまう。言い方がきつくなかっただろうか、と。 待ち合わせに相…
食器棚のいちばん手前に、金継ぎをした小皿がひとつある。縁のところが一度欠けて、その線が細い金色で継がれている。…
ヒーリングのあとに強い眠気を感じる方は、めずらしくありません。むしろ、よくうかがうご感想のひとつです。眠くなっ…
何をしても進んでいる感じがしない時期のことを、わたしたちはたいてい停滞と呼ぶ。うまくいっていない、遅れている、…
その日の午後、お約束の時間になってつながった声は、最初から少し急いでいた。ひととおりのご挨拶を終えるより先に、…
数年前、あるお客さまが話の途中でふと黙られたことがある。長い沈黙のあとに出てきたのは、「もう何年も前に離れた方…
本棚から一冊抜いて、また戻した。三年前に途中まで読んだきりの本。栞は八十二ページに挟まったままだ。 クローゼッ…
「どうして私はこうなんだろう」。そんな言葉が、ふっと胸をよぎる瞬間は、きっと誰の一日のなかにもある。朝、鏡の前…
相手も場面も違うはずなのに、気づけばいつも、似たところでつまずいている——そんな「繰り返し」に心当たりのある方…
「霊視をお願いしたら、何もかも見透かされてしまうのでしょうか」と、少し身構えた様子で尋ねられることがある。反対…