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心のブロックとは?同じ悩みを繰り返す理由

相手も場面も違うはずなのに、気づけばいつも、似たところでつまずいている——そんな「繰り返し」に心当たりのある方は、少なくないように思う。ご相談のなかでも、よくうかがうお話のひとつだ。その背景には、「心のブロック」と呼ばれるものが関わっていることがある。それがどんなもので、なぜ悩みが繰り返されるのか、私なりの言葉でお話ししてみたい。

心のブロックとは

心のブロックとは、ひとことで言えば、これまでの経験のなかで知らないうちに身についた、心のクセや思い込みのようなものだ。「どうせ私なんて」「人に頼ってはいけない」「本音を出すと嫌われる」——そんな、自分でも意識していない前提が、日々の選び方や感じ方を、静かに決めていることがある。

大切なのは、それが決して悪者ではない、ということだ。多くのブロックは、かつての自分を守るためにできた仕組みでもある。これ以上傷つかないように、その場をしのげるように、心が用意してくれた、やさしい防具のようなもの。ただ、時が経って状況が変わっても、その防具だけが残り続けてしまうことがある。役目を終えたはずの守りが、今の自分の動きを狭めている——ブロックとは、そういう状態なのだと思う。

同じ悩みを繰り返す理由

同じ悩みが繰り返される理由は、この前提が変わらないまま、表側の状況だけが移り変わっていくからだと、私は感じている。相手が変わっても、場所が変わっても、根っこにある「どうせ」がそのままなら、選ぶ道も、受け取り方も、どこか似てくる。だからたどり着く結末も、見覚えのある形になりやすい。

しかも、ブロックは無意識の奥のほうにあることが多いので、自分ではなかなか気づけない。「またこうなってしまった」と、結果だけが目に入って、その手前にある前提までは、光が届きにくいのだ。繰り返してしまうのは、努力が足りないからではなくて、まだ気づかれていない前提が、静かに働き続けているからなのだと思う。

だからこそ、悩みそのものを追いかけるよりも、その奥にある前提のほうに、そっと目を向けてみたい。ただ、その前提——ブロックは、自分の力だけで探り当てるのが、なかなか難しい。原因の多くが、意識の届かない潜在意識の奥のほうに、静かにしまい込まれているからだ。

私がお届けしているメニューのなかには、その潜在意識の奥まで一緒に降りていって、繰り返しのもとになっている原因をそっと見つけ、こっそり手放していく——いわゆるブロックを解放していく、というものがある。長く連れ添ってきた防具を、無理にはぎ取るのではなく、そっと下ろしていくような、静かな時間だ。

同じところでのつまずきに、うっすら心当たりがあるとき。そういう入り口もあるのだと、どこかで思い出していただけたなら、それだけで、この文章を書いたかいがあったように思います。

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